「コーヒーができるまで」
▼栽培・精選
コーヒーは苗木を植えてから4年〜5年で成木となり、深緑の2枚の葉の間に小さな白い花を咲かせます。そこに緑色の小さな実が現れ、深紅色に熟したら収穫となります。収穫後は洗浄、乾燥、選別などの精製作業が行われます。次いで、異物除去、サイズによる選別といった作業を経て、袋詰めされ、輸出港へ搬送されます。その後、製品鑑定を受け、工場へ到着すると、製品ごとに分類され、カップテストなどのチェックを受け、様々な製品となります。
以下、流れです。苗木→開花→結実→収穫→精選→選別→船積み、輸出→→工場→カップテスト。
▼レギュラーコーヒーができるまで…
品質鑑定、焙煎、配合(ブレンド)、粉砕(グラインド)、といった製造工程を経て、各々包装され、製品チェックを受け商品が完成します。
※レギュラーコーヒーの場合、焙煎後のブレンドですが、当店では、生豆の状態でブレンドしてから、焙煎となります。これには理由があります。煎り方の違う豆が、ブレンドされればどんな味になりますか???
「味の違い」=「煎り方の違い」ですよね。1つとして同じ焙煎にはならないので、焙煎前にブレンドするのが正しいと思います。例えば、「深煎り」として、焙煎した2つの豆をブレンドしたとしても、これが「フルシティなのか、フレンチなのか」ということです。そこをあやふやにしているのがレギュラーコーヒーです
以下、流れです。
焙煎(ロースト)→配合(ブレンド)→粉砕(グラインド)→包装→製品。
▼インスタントコーヒーができるまで…
インスタントコーヒーや液体コーヒーの場合は、レギュラーコーヒーの作業工程に「抽出工程」が加わります。その工程を経て、ビンや袋、ボトルへ詰められ、店頭へ運ばれます。
以下、流れです。
焙煎→配合→粉砕→?噴霧乾燥(スプレードライ)又は、
?凍結乾燥(フリーズドライ)→包装→製品。
◎◎◎ここが、ポイント!!みなさん知ってましたか???◎◎◎
〜製造法〜
インスタントコーヒーは、コーヒー抽出液から水分を除去したものです。だから、簡単手間なしで、水分を加えれば、溶けて元のコーヒーになるわけです。〜焙煎後の鮮度は全く無い、味ですが…、一応コーヒーです。〜その中で、2つの乾燥工程があります。
1・スプレードライ方式
高温の乾燥塔の中で、濃縮されたコーヒー液を噴霧し、瞬間的に熱風で水分を蒸発させます。すると、乾燥した粉末状のコーヒーが出来上がるというものです。〜これがビン等に詰められます〜
2・フリーズドライ方式
濃縮されたコーヒー液を零下40度ほどの低温で凍結させ、真空状態で昇華(固体が液体にならず、気体になること)させます。すると、氷のあった部分がそのまま空間として残り
大粒の粒子ができます。その凍結したコーヒー液を粉砕し、真空乾燥室で乾燥後、包装されます
まあ、いずれにしても「加工品」ですので、それなりの味です。批判はしませんが、新鮮で、本当のコーヒーの香りを求める方は上記以外の、鮮度管理ができている「豆屋さん」で、自分好みのローストを探して、飲む以外にありません。そこに、本当の香りがあるはずです…。
ろーたす店主
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