おいしいコーヒーの淹れ方
美味しいコーヒーを淹れる条件
※焙煎度合いによってクロロゲン酸の含有量が違うため抽出時間も変える必要があります。 (理由は、味を損ねる原因はクロロゲン酸の含有量にあるからです)
※豆の挽き方やお湯温度によって抽出時間も変わります。
※抽出切れ(抽出オーバー)〜クロロゲン酸の溶解が最初は多く、給湯するごとに減り、ある時間が来るとまた増え出すポイントが、抽出オーバーです。抽出オーバー後の更なる抽出はクロロゲン酸からのエグミや渋みとして現れます。
〜1投目〜
(コーヒーのエキスを取り出し濃度の高い溶液を部屋に溜める)〜蒸らし
◎お湯を注ぐ
◎粉の各部屋へお湯が入る
◎部屋の中の気体が粉全体を持ち上げて膨らむ
◎持ち上げられた層の中は蒸気で満たされ部屋内部も蒸らされる
◎部屋内部が蒸らされたことで香味成分も溶け出すことを助ける
◎部屋の中に香味成分が溜まる
〜2投目〜
(コーヒーエキスを外へ導く)〜抽出
◎お湯を注ぐ
◎エキスの溜まった多くの部屋のドア越しにお湯が通過する
この時エキスと給湯したお湯が、ドア越しで濃度差が生じる
◎浸透圧が起こり移動を始める(コーヒーがサーバーへ
※浸透圧〜濃度の異なる溶液が半導膜で仕切られたとき、一方の溶媒又は溶質(給湯したお湯)が他方の溶液(コーヒーエキス)の中へ混じっていく現象。
※半導膜〜小さな分子は通し、大きな分子や粒子は通さない膜のこと。
◎この流れがエキスを外へ導き、褐色のコーヒーが抽出される
◎給湯を繰り返すことで何度も濃度差が生じ、抽出の流れを作り出します
◎濃度差が悪くなり、この移動が停止したとき抽出切れとなります。
〜心構え〜
▼自分の時間で、味の調節が出来るようにする。
▼実際り給湯で、抽出層を壊さないように最後まで泡帽子が出ている給湯を心掛けること。
〜以上、焙煎工程がきちんとされている事、鮮度管理ができた豆を使用しているとこが、美味しいコーヒーを抽出できる条件です〜
〜実践あるのみ、難しく考えずまずは自分が買っている豆で試して下さい〜
賞味期限の判断は、この「ふくらみ」で判るのですよ。 この「ふくらみ」がなければ、どんな淹れ方、どんな器具を使用しても美味しく折れることは出来ません。これが、鮮度のある証なのですから…。
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